浮世の黄昏

労働と旅行について書いていきます。雑記中心。

ブラック企業体験記① ~面接編~

無職期間を経て、「何かしなければ!」という思いに駆られていたあの頃。

とりあえずやった事と言えば…。

 

next.rikunabi.com

 

tenshoku.mynavi.jp

 

といった大手の転職サービスに登録をしておき、面接の場数を踏んでいきました。転職エージェントなんかもいくつか登録して面談何かもして貰ったので、その辺りも後々書いていけたらな~って思ってます。

 

 

書類選考はまだしも、面接は完全な場数勝負。最初に受けた企業の面接なんて酷いものでした。

 

面接官「何かアピール点はある?」そもそも初手でこれ聞くなよって思った

私「ンッ…やる気があります!!!」

 

みたいな。今思えば顔から火が出そうなぐらい恥ずかしいやり取りでしたが、場数は正義なんだなって…。

 

そこから企業見学じゃ!とばかりに色々な企業を記念受験していき、熱烈アピールを受けた一つの会社の面接に行く事になりました。それが今回の記事の会社です。

そして面接としての気負いも大事ですが、「これ練習だから~」のような感じで緩くいくのもめっちゃ大事だと痛感しました。私は大抵が記念受験の気持ちで臨んでいたので、自然体で話せてた事が多かったですね。

 

 

 

 オファーメール

転職サイトに登録している方はご存知かと思いますが、Web履歴書を見て色々な企業からオファーメールが届くんですよ。まあ、僕は実績も職歴も無かったので、香ばしい企業からのオファーが大半だったんですけどね。

 

そんな中で一際異彩を放っていたのが、「電子ブレーカーの営業業務」。

  • 年間休日120日!
  • 土日祝休み!中には10連休取得して海外旅行に行く社員も!
  • 完全分業制なので、ひとつの業務に集中出来る!
  • 社員の誕生日は皆でお祝い!プレゼントも!(これは別に要らんかった)
  • 月収25万円保障!インセンティヴで青天井!

という他の企業とは明らかに待遇が違うオファーメールが届きました。

 

最初はスルーしていたんですが、度々「貴方の力が必要です!」だの「書類選考はなし!一度面接する機会をいただけませんか?」みたいなメールが連日入るので、まあ…。行っちゃったよね

 

 

 

一次面接

書類選考無しとの事だった(実際はあったけど)ため、面接の日にちを設定していざ出陣する事に。面接に際しては、事前の情報収集も必要なので、社長の名前やFacebookなどもしっかりチェック。

 

ぶっちゃけ「怪しいな…」とは思っていたのですが、中小企業特集雑誌に載っていた点などでホイホイ信頼してしまう社会経験の浅さよ。。

 

到着すると、所属となる上長と部長との面接。

当たり障りの無い「志望動機」や「入社したら挑戦してみたい事」などをこなしていき、何のトラブルも無く一次面接は終了。何でも、電子ブレーカーでの営業以外でも展開していきたいそうで、社内開業制度で別事業をやりたいからベンチャーマインド」を持ってる人が欲しい!とか言われた気がする。ないぞ。私は。落ちたな。

..... 

 

と思っていたら、何故かその日に“最終面接のお知らせ”というメールが届き狼狽えました。え?そんなに早く決まるもんか…?と。でもまあ話した感じ良い人たちっぽかったし、折角だから最終受けるか~(激チョロい)って気持ちで最終面接へと臨む事となりました。決戦は2日後。

 

 

 

最終面接

時間の10分前に会社前に着く有能さ。

そうして社長直々に面接をしてもらう事に。

 

社長の出で立ちは一言で言えば「胡散臭い」。悪徳セールスマンみたいな。完全にその場の雰囲気に飲まれていました。

 

開始数秒でいきなり握手を求められ、「君と働きたかったんだ!」という熱烈歓迎を受ける。流石に戸惑いしかない。前回の面接で何も爪痕を残せて無かったんだが…?!

 

何でも30歳以下の若い人材欲しかった事(人財とか書いてた)や、コールセンターで派遣してた経験を買ってくれたようです。何より「よくうちの会社を、そして僕の事を調べてくれてる。その熱意が良い」みたいに散々褒めちぎられてさ…めっちゃ良い気持ちになっちゃったんですよね。ぶっちゃけ労働意欲とかいうのは欠片も無かったんですがね…。

 

色々聞いたところ、営業の会社だけど、電子ブレーカーという専門的な機器を扱うからゴリゴリ営業掛けなくて良い+全然体育会系じゃないからスマートに仕事が出来るという言葉をいただいたので「あれ?当たりでは??」と血迷った判断をしてしまった。話術が半端ない。詐欺師だわあれ…!

 

そんなこんなでその場で内定を貰って(3月中旬ぐらいだった)、4月1日から勤務という手筈に。トントン拍子に進んでしまった。その頃の私は

 

チームでの営業らしいから何とかなりそう

給与は青天井だしチームメイトに乗っかるだけでも給与が増えていく

 

みたいな文言に心躍らせてました。(クズ

 

 

終わりに

面接編はこんな感じです。教訓としては…。

  • いくら最終面接だからといってその場で内定!は怪しいこと
  • 怪しい!と直感が告げたらやっぱり怪しいこと
  • 営業会社で「体育会系じゃないよぉヘラヘラ」は体育会系としての基準が違うこと

あたりを留意しておいて貰えれば嬉しいです。

 

大体場数踏んで来れば「この面接官言ってる事おかしいぞ…」みたいな直感は出てくると思うので、その辺りは自分の心に聞いてみるためにも、一度持ち帰ってゆっくり考える時間が必要だと思います。

 

 実際の就業編に続きます。因みに私は1週間というスピード退社を決めました。決断は早い方が良いですね(遠い目)。